公共投資の新しいうねりを

橋の専門新聞「橋梁通信」を創刊しました。

橋梁・土木業界を丹念に取材・調査し、分析・解説します。そして、関係者の皆様に寄り添って思索し、時には問題を提起して最善の道を追求して参ります。

とりわけ力を入れたいのは、インフラ整備の必要性と重要性を社会に訴えることです。財政難の中、公共投資はとかく意図的に語られがちですが、ある識者は「インフラ技術は国力そのもの」と言われました。

暮らしを支え、経済を活性化させるのに、インフラは欠かせません。いや、インフラが暮らしを豊かにし、経済を動かし、そして財政をよみがえらせるのです。

この点、いわゆる業界紙は「公共投資ありき」の前提で紙面を作りがちで、肝心の足元の議論、つまり公共投資はなぜ必要かを論じないから内向きになり、社会とのズレを生じているのではないでしょうか。

「橋梁通信」は、そんな現状に風穴を開けます。社会資本の中でも技術の粋を集めた橋梁こそ、国力のバロメーターと考えるからです。橋梁から、公共投資の新しいうねりを起こしたいからです。

そのために、文化・景観等の面からも「橋の魅力」を社会に発信し、橋のファン、理解者、味方を1人でも増やすべく努める所存です、

 

今、なぜ専門紙の誕生なのでしょうか

創刊準備を重ねる中で、「業界の景気がいい状況ではないのに、新しい専門紙が必要なのか」と聞かれたことがあります。

確かに、かつてのような架橋ブームは去り、メンテナンスの時代だなんて言われたりもします。しかし、架橋の必要性がなくなったわけではないし、メンテナンスには多くの課題があります。つまり、橋梁の世界は新しい時代に入ったのです。

マタイ伝に「新しい酒は新しい革袋に」と。新しい時代には新しい専門紙が必要だと自負しております。

 

今、なぜ紙の新聞なのでしょうか

 ネット社会で紙媒体が苦戦する中、「橋梁通信」はあえて紙の新聞として船出しました。世界に冠たる日本人の民度を支えてきた活字文化を守る一翼になりたいという志が、まずあります。また、虚々実々で膨大な情報がネット上に氾濫する中で、ご多忙な皆様が橋梁通信を手にすれば、いつでも、どこでも、業界の動きが速やか、かつ正確に分かるという紙媒体の特性を生かしたいと考えました。

ご支援をよろしくお願い申し上げます。

 

    株式会社橋梁通信社 代表取締役社長  阿部清司