余話 那覇にて

2つの重要文化財  近過ぎるゆえのミステリー?  

沖縄県那覇市にある重要文化財の橋2つを見に行った。天女橋と放生橋。所在地は、前者が「首里当蔵町1-2」、後者が「首里当蔵町2-1」とネット上に紹介されている。

  近い場所にあるようだから、タクシーで回ればすぐだろうと思い、まず「2-1」の放生橋(写真上)へ。

廃墟のようなたたずまいに、かえって圧倒された気がしてタクシーに戻り、運転手さんに「次はナビを首里当蔵町1-2に」。ところが、目的地を設定すると、

なぜか、現在地の「2-1」を指してしまう。 もう、そこにいるというのだ。

しかし、丁目が違う。運転手さんは同じ操作を何度か繰り返し、「訳が分からん」とばかりにため息。

当方がふと窓の外に目をやると、道路より低い位置に古いお堂のような建物の屋根が少しだけ見える。

ついでに見学していくかと下車して歩み寄ると、池に橋がかかっていて、それが天女橋(写真下)なのであった。

    道路の左右に、2つの重要文化財がほぼ向き合って位置していた次第。ナビも混乱するはずだ。

混乱と言えば、全国の重要文化財を紹介している某ホームページは、この2つの橋の写真を入れ違えている。これも、場所が近過ぎるゆえのミスか。

ここまで書いて不安になった。

冒頭に書いた住所も入れ替わってないだろうな。さっそくグーグルマップで検索したのだが、なぜかうまくヒットできない。

「1-2」は広い範囲しか示さず、「2-1」はちょっと離れた場所を指している。

ミステリーなのであった。

(3月1日付で発行した「創刊準備号」の記事。「橋の雑学」です。4月の創刊後も随時、橋にまつわる様々な話題をお届けいたします)