阿南電機 防食防水テープ「WAX-TAPE」の販売を開始 施工が容易 耐久性も強く 

メンテナンスや安全・環境対策製品などの商社「阿南電機」(本社・大阪市)は、米国トレントン社製の防水テープ「WAX-TAPE」の販売を始めた。WAX-TAPEは、NACENational Association of Corrosion Engineers)でのCUIThe Control of Corrosion Under Insulation)の塗料規格に認定されている。アジアの総代理店であるハイコーインターナショナルジャパン社と、売買における基本合意を締結したものだ。 

橋梁の添接部への使用例

灰色部分がWAX-TAPEを施工したところ

WAX-TAPEは、「高機能長耐久性防食防水テープ」とされる。世界で唯一、石油系ワックスの「マイクロクリスタリン」を防食材として使用しているからだ。マイクロクリスタリンは化粧品やハンドクリームのほか、タイヤ、ゴム製品の耐久性向上に使われている。非常に強い保護性能を持つのが特徴だ。 

このマイクロクリスタリンを不織布に塗布して染み込ませ、テープ状にしたのが、WAX-TAPEである。テープ状なので、施工がきわめて容易。橋梁の添接部、配管のフランジ、ボルト、バルブなど、塗装では膜厚管理が難しい複雑な形状でも、パテを使用せず、プライマーとWAX-TAPEだけで施工できる。雨天時や水中でも、施工が可能だ。

また、マイクロクリスタリンは紫外線にも安定しているため、対候性に優れている。耐薬品性もあり、長期にわたり防食性(空気と水を遮断)を発揮する。固まった後は、水性塗料による色付けも可能だ。

海外ではすでに、石油精製会社・化学工場等の配管で多くの実績がある。橋梁添接部や桁端部、ボルト等のほか、水管橋、プラント設備の配管、埋設管、海洋構築物、鉄道構造物、立体駐車場など幅広い分野で活用できそう。同社は今後、電力業界をはじめとする公共事業、民間プラントへの営業を強化し、5年後には売上3憶円を目標としている。

(写真は、阿南電機提供)