国土交通省技監(創刊当時) 森昌文氏
創刊記念インタビュー
橋梁はメンテナンスと更新のトップランナー
国は今後、インフラ整備にどう臨むのか。橋梁業界はどう進むべきなのか。国土交通省の森昌文技監に聞いた。
森 橋は過去、各インフラの中でもかなり優等生で点検、維持修繕、予防保全に取り組んできました。トップランナーです。
ただ、ピンポイントでは一番お金がかかるので、逆に予防保全でいかに長持ちさせるか、費用を軽減させるか最も分かりやすい事業です。通常の道路だと見えない部分がありますが、橋はさびたり、ひび割れが入ったり、場合によっては部材が朽ちたりするので、それに対する手当をどうするか、国民に一番分かりやすい。いかにしっかり点検して、手当てするのか。世の中の人、これに関しては8割9割、皆、賛同していただけると思います。
メンテナンスは国民の理解が得られる分野
森 ミッシングリンクの整備と比較すれば、圧倒的に国民の支持が得られやすい分野なので、しっかりと仕事をしていきたいと思います。
(続きは「橋梁通信」2018年4月1日号でご覧ください)