主張(3)メディアは社会基盤に目を      木戸健介さんの足跡をたどる1

広島県三次市と島根県江津市間108㎞を結ぶJR三江線が4月1日をもって廃止された。それを伝えた――

JRは3月のダイヤ改正で千葉県を走る外房線を5本減らした。露骨な地域切り捨てである。そんなことも合わせて、経営効率だけではない社会基盤存続の「物差し」を、国や自治体、民間も巻き込んだ形で――

いつも公共工事を批判的に取り上げる番組で、洪水対策としてスポーツ広場の地下に調整池を作る東京都の計画に反対する住民運動を紹介した。いわく、工事中、保育園児が遊べない――

「何をか言わんや」という言葉は、こうした番組を見た時のためにある。計画立案にはーー

メディアはなぜ、これほどまでに社会基盤、それを作る公共事業に冷淡なのか。電気インフラという社会基盤がなければ、新聞は印刷できず、テレビは放送できず、したがって自らが成り立たないはずなのに。

メディアの姿を考えながら、ひとつの講演記録を読み返した。読売新聞社会部出身で、2016年に亡くなったフリージャーナリスト木戸健介さんが2011年、国土政策研究所で「公共事業とメディア」と題して話したものだ。木戸さんは何を言いたかったのだろうか。

(続きは「橋梁通信」4月15日号でご覧ください)