清洲、永代の長寿命化が大詰め 都建設局 墨田川12橋の景観向上

東京都建設局は2017年度末、隅田川に架かる国重要文化財3橋のうち、構造面の長寿命化工事を完了させていた清洲橋および永代橋の塗装塗替え工事に着手した。残る重文の勝鬨橋では、引き続き文化財でもある機械室の長寿命化工事(塗装含む)を進行させ、橋構造の長寿命化が完了後に塗替えにも着手する。

都建設局は近年、重文3橋以外にも隅田川に架かる佃大橋、中央大橋、新大橋、蔵前橋、厩橋、駒形橋、吾妻橋、白鬚橋などの長寿命化およびその一環としての塗装工事を実施してきた。塗装色は今回から色彩の彩度を抑制した上、橋の主構造と付帯構造物(高欄・分離柵・照明灯)の色を分ける。合わせて東京五輪2020大会に向けて、未供用の築地大橋を含む12橋のライトアップ設備の新規整備、リニューアルも進めている。

「清州橋長寿命化工事(塗装)」は、建設・加藤・江東・今岡JVが4億6255万5316円(税込)で落札。Rc-Ⅲ塗装系で2万679平方m、塗膜剥離工・Rc-Ⅱ塗装系の併用で3751平方m、補剛桁・登柱内面3751平方m、舗道下面を常温亜鉛めっき塗装1165平方mなど。工期は19年11月21日。

「永代橋長寿命化工事(塗装)」は、東亜・冨田・丸善・服部JVが3億7746万円(税込)で落札。Rc-Ⅲ2万2211平方m、塗膜剥離工291平方m、Rc-Ⅱ512平方mなど。工期は19年10月28。

「勝鬨橋長寿命化工事(塗装)」は、東海・豊田JVが1億7263万8千円(税込)で落札。橋梁構造可動桁内・外面および機械設備を塗膜剥離工・Rc-Ⅱ塗装系1403平方m、Rc-Ⅲ塗装系2338平方mのほか断面修復工など。工期は19年2月18日。

▼建設局道路管理部は、次の塗替え周期の10年後、技術の進歩によって費用(処分費含む)面での前進があれば、Rc-Ⅰ塗装系の採用も考えたいとしている。