Inside 大林組橋梁技術部 2

複合構造橋脚開発で道路公団と信頼関係を構築 都田川橋など大型案件を相次ぎ受注

 

大林組橋梁技術部の前身、設計部PCグループは鋼管・コンクリート複合構造橋脚を開発。土木学会田中賞を受賞した大型橋梁案件を受注し、無事に完了させるなど着実に実績を積み重ねる。そして2007年、ついに「橋梁技術部」が誕生した。

大林組が設計部内に設置したPCグループ。当初は実績が乏しいことから新設橋工事の受注が思うように進まず、PC橋事業から撤退してもおかしくない日々が続いた。会社上層部の総合建設業者としてメニューの1つから外さないという意向が働いたこともあり、グループが存続。そして飛躍の契機をつかむ。

PCグループは、1990年代初頭に日本道路公団向け鋼管・コンクリート複合構造橋脚を開発。これが標準採用され、道路公団との信頼関係の構築に寄与した。開発を担い、必死になって汗をかいた加藤敏明(62)が、採用に至る過程で、道路公団の構造技術課や学識者との知己を得たことが、現在に至るまでの財産になった。

新東名の都田川橋(大林組提供)

1997年、加藤は課長に昇進。設計部内で「加藤課」と呼ばれたPCグループの課員5人は、少数精鋭ながら第二東名(新東名)に計画された都田川橋(2000年土木学会田中賞)の受注をはじめ、猿田川橋・巴川橋(2009年同賞)など大型案件の受注に相次ぎ成功。一部から「大林にできるのか」と揶揄されながらもーー

(続きは「橋梁通信」5月1日号でご覧ください)