一輪挿し(7)

六月の ポンヌフ橋の 手風琴

鈴木 麗門

  六月、パリは日本と違ってさわやかで、日差しが穏やかに注ぐ。セーヌ川に架かる石のアーチ橋ポンヌフは、古く、美しい。旅芸人か、手風琴(アコーディオン)

を奏でている。どこか懐かしさ漂うメロディが、心地よい風に乗って届いた。銀幕の一画面のようで、心を旅へ誘う。自作の俳句と写真で日々をつづるサイト「おくのフォト道」に掲載された。