一輪挿し(8)

夏の夜の あけ残りけり 吾妻橋

子規

夏の夜明けは早く、月や星の光がまだ残る。その中に淡く浮かぶ吾妻橋。かつての木橋は明治18年の洪水で流され、同20年に墨田川初の鉄橋として架け替えられた。

翌21年、子規20歳の作品。黎明に堂々とした橋の姿が、青春の夢に重なる。しかし、

(全文は「橋梁通信」7月15日号でご覧ください)