ガイアート 完工実績が34件に拡大 延長床版プレキャスト工法

「延長床版システムプレキャスト工法」は、2017年度末までに完工実績が34件に上った。

実績は2000年の旧JH中央道・姥久保高架橋での初採用から、NEXCO27件(JH含む)、国交省5件、島根県、長崎県2件を数え、累計の施工延長が8680平方㍍。

工法の現場(中部横断自動車道の山田川橋)

工法の特徴は、端支点部の劣化を防げる点が挙げられる。伸縮装置を土工部に移すことで、車両による騒音・振動の低減、土工部沈下による段差防止、遊間部の漏水などをなくす。

プレキャスト仕様の延長床版は、現場打ちと比べて①2次製品のため急速施工が可能で高品質②床版と底版間で安定した滑動を実現③車線ごとの床版取り替えが可能――など工期短縮や維持管理に優れている。

工法を展開するガイアート(東京都新宿区、山本健司社長)技術開発部の小川登部長は「震災地の採用橋梁で、橋台背面の段差被害が皆無だった点で注目が集まった」とし、「底版が踏掛板としての機能も有していることも評価されている」とした。

現在、高速道路会社などで順次、採用・施工が進んでいて、18年度末には新たに数件の完工が見込まれている。