主張(8)橋 災害時のネットワーク確保に不可欠 大阪地震で再確認

6月18日朝、大阪府北部を震源とする最大震度6弱の地震があり、都市機能がマヒした。

地震でクローズアップされたのが、淀川に架かる新淀川大橋(全長約800m)だ。大阪駅など都心部と、新大阪駅や府北部のニュータウンを結ぶ大動脈で、道路・鉄道併用橋。中央を走る地下鉄御堂筋線を国道423号(新御堂筋)の上下線がはさみ、歩道も設けられている。

その歩道上に、人があふれた。

「淀川を渡る橋の上です。車が渋滞する場所ですが、今日はそれに加え、歩いている人の姿が多く見られます。地下鉄御堂筋線が一部運航ストップしていますから、地下鉄に乗れなかった方々が歩いて橋を渡っています」(毎日放送)

(中略)

状況はSNSでも伝わった。「ふだん人が歩いているところ、ほとんどみないのに」というツイッターからは、素朴な驚きが伝わる。

そして、「これ東京だと荒川大橋がこんな感じになるのかなあ」という、おそらく若者のつぶやきは大事だ。もっと拡散してほしい。

人々は大阪の地震で、災害時の橋の役割を再確認したはずだ。

(中略)

橋の重要性を、一般論として声を大に叫ぶことはもちろん、新たな架橋が望ましい場所を個別具体的に提言していくことも、業界には必要と考える。

(中略)

発注者側の認識はもとより、世論の盛り上がりがより求められる。人々の橋への「思い」を育てることで、業界の展望を開いていきたい。

(「木戸健介さんの足跡をたどる」シリーズは休みました)

(全文は「橋梁通信」7月1日号でご覧ください)