「外への発信力高めたい」 PC建協 藤井新会長が就任会見

「PC建設業が持続可能な事業であるためにも1つの前提として従業員の満足度の向上、つまり、働き方改革、安全な作業環境、魅力ある給与体等を整備していかないと、担い手の確保すらできない。そのためにも働き方改革や安全性向上に力点を置いている」

東京・飯田橋のプレストレスト・コンクリート建設業協会(略称・PC建協)の会議室。

5月の総会で、PC建協の新会長に就任した、藤井敏道氏(写真左、ピーエス三菱社長)が6月5日に会見を開いた。約1時間、記者から相次ぐ質問に、笑みを交えて当意即妙に回答した。

PC建協会員会社は、PC工事総受注高が2015年度から3カ年続けて3000億円を超えたことに、「市場が縮小し続けるのではないかという、漠とした不安から脱却できた」とし、18年度も引き続き受注高3000億円越えは必達の目標との見解を示した。

藤井会長は、国交省との意見交換会や、近年の総会への来賓者数の増加等から、PCそのものへの関心が高まってきていると分析。素材メーカー出身の立場から、PC建協は橋梁など最終製品の作り手として「外に対する発信力を高めていくと同時に、外が何を考えているかを把握し取り込んでいく必要がある」と指摘。「橋カード」などで広く世の中にPRすることも大切だとした。外への発信は、以前に菅野昇孝・前会長も同じ見解を示している。

U形コンポ橋の標準化については、PCコンポ橋普及の1つの背景としてJIS化が挙げられることから、国交省など発注機関と相談しつつJIS化も検討したいと表明した。