FRP補修 評価法を研究へ 土木研究所

土木研究所構造物メンテナンス研究センター(CAESAR)橋梁構造研究グループは2018年度、「道路橋のFRPを用いた複合構造化による補修補強効果の評価法に関する共同研究」に着手した。

近年、道路橋では鋼橋、コンクリート橋ともに鋼材の腐食を伴う劣化部材に対して死荷重増の抑制と補強の両立を期待してFRPなどの異種材料を組み合わせた補修・補強が検討される事例が増えてきた。一方で、土木学会などで指針等も策定されているものの、標準化された設計法が確立されていない点が課題とされてきた。

そこで、橋梁構造研究グループ(担当・玉越隆史上席研究員)は、道路橋部材にFRPを用いて複合構造化する補修補強法の性能規定化をめざすことを企図した。

共同研究では、異なる機械的性質の材料を接着により協働させた場合の限界状態や適用条件について、道路橋示方書とも対比可能で信頼性の説明性がある耐荷性能の照査基準が作れないかなど基本的な部分から検討を開始する。

研究期間は22年度までの5カ年を予定。