一輪挿し(9)

夕立や 虹のから橋 月は山

山口 素堂

から(唐)橋は中国風の欄干が付いた橋。夕立の上がった空に虹がかかり、橋を染める。月は山の端にさしかかった。涼しげな夏の夕暮れを絵画のように詠んだ。材料がそろい過ぎの感があるのは、「目には青葉 山ほととぎす 初鰹」の作者だからか。土木工事を指揮したとの興味深い伝承があるが、

(後略)

(続きは「橋梁通信」8月1日号でご覧ください)