「新しい公共事業像を打ち出す」創刊第10号の節目 社長挨拶 

橋梁通信は今年4月1日付で創刊号を発行してから順調に号を重ね、この8月15日号で第10号の記念の節目を迎えることができました。これもひとえに、様々な面でご指導、ご支援を賜った方々のおかげであり、厚く御礼申し上げます。ありがとうごいました。

講演を求められる

「橋梁通信」は橋の専門新聞として、「基本方針」にありますように、業界の方に不可欠で、役に立つ情報をお届けすることに努めてきました。

5年に1度の橋梁定期点検で、国は2019年度からの2巡目以降も「近接目視」を基本とする方針だと報じたところ、業界の関心は高く、ある団体から「詳しく話してほしい」と講演を求められたほどでした。

「スカッとする」

また、業界団体役員の方から、「橋梁通信を読むと、スカッとする」という感想をいただきました。橋は世の中の役に立ち必要なものであることについて、自分たちの思いを代弁してくれた、言いたくても言いにくかったことを書いてくれた、というのです。

それは、やはり「基本方針」にありますように、公共事業の正当性、必要性を様々な観点から訴えていることが、業界の方々の心に響いたのだと思います。

「主張」欄で指摘してきましたが、マスコミはとかく公共事業に冷淡または悪意・誤解を持ちがちです。一方、業界紙は「公共事業ありき」の前提で内向きの記事ばかり載せるものですから、世間との乖離を生じています。

そうした中にあって、「橋梁通信」は今の時代にふさわしい新しい公共事業像を社会に打ち出し、必要な投資を適切に行える環境作りに尽くします。

橋と書道団体

そのためにも、これも「基本方針」にありますように、土木と社会の結びつきを強める必要があります。

「日本橋」シリーズで橋名板の文字を書いたのが徳川慶喜であると記述した際、大手の書道団体に仮名文字の読み方を伺いました。橋の専門新聞という異業種からの問い合わせに先方は驚き、かつ喜んだ様子で、取材の模様を会報に掲載してくれたのです。「慶喜の文字とは知らなかった。今度見に行きたい」とも言ってくれました。書道家の間に橋への興味・関心が多少なりとも高まった雰囲気です。

「よく続いているね」

以上のような紙面作りは既存の業界紙になかったことで、「橋梁通信」は業界報道に新風を吹き込んだと自負しております。とはいえ、この時代に紙の新聞を発行することは、経営的に容易なことではありません。ある会社の親しい幹部は、「よく続いているね」と正直に吐露しました。

より一層のご支援を

頑張るしかありません。新聞購読、広告出稿につきまして、皆様方のより一層のご支援を切にお願い申し上げます。

株式会社橋梁通信社 代表取締役社長 阿部清司