「より良い社会提示が役割」 全国大会 札幌で 土木学会

土木学会は2018年度の全国大会を8月29~31日、札幌市の北海道大学で開催した。3日間に延べ2万9892人が来場、年次学術講演は4039題に上った。

小林潔司会長(京都大学大学院教授)は、30日に開かれた講演会・討論会の基調講演で、

小林会長

司馬遼太郎「坂の上の雲」とジョン・ダワー「敗北を抱きしめて 第二次大戦後の日本人」を紹介。当時は国が一丸となって目標に向かえたのに対し、多様化の時代である現在は「より良い社会とは何かという国民的な合意を図ることは容易ではない」とした上で、「土木学会、インフラは、新しいフロンティアを作り上げていくもの。より良い社会を提示するのが学会の役割だ」と述べた。

 

水島委員長

 

大会実行委員会の水島徹治委員長(国土交通省北海道開発局長)は、年次学術講演が4千題を超えたことを高く評価。「技術課題を乗り越えるためのイノベーションを開発し、世界に発信しよう」と呼びかけた。