橋に咲く 川田工業 高橋佳恵さん

関わる橋を1つでも多く残したい

入札前から竣工までの長丁場を、発注者と工場、現場の調整に走り回る。入社8年目。業界でも女性がまだ少ない領域の営業担当だ。

大学時代は発展途上国の開発支援を専攻していたことから、社会インフラ系への就職を目指し、川田工業に入社した。出身地・富山県発祥の企業であることが決め手となった。

当初は営業事務だった。ある時、たまたま先輩男性社員の外回りに動向したところ、元来、行動力のある自分が望んでいたのはこれだと気付いた。

国交省、NEXCO、首都高、自治体と、これまで様々な発注者の案件に携わってきた。とりわけ、5年間メーンで任されているJR東日本については、「鉄道オタクの私にはとてもうれしい」と話す。

1橋、1橋、それぞれに思いがあるが、最近ではJR渋谷駅の改良工事が最も印象深い。自社で桁を製作して運搬。今年5月26日夜に機電停止、他社が橋梁を架け替えた。「たった1晩で概成した姿を見てとても感動しました」。

今後についても、「会社の利益に貢献することが最大の目標。1つでも多く関わる橋を残していきたい」と意欲満々だ。

趣味は子供の頃から習う茶道。師範を目指すところまで来た腕前で、会社の社訓である「技術」を社会にふるまう。

(鋼構造事業部橋梁営業部 東京営業課 主任)

※橋梁通信2018・8・15号掲載