一輪挿し(14)

二荒や 紅葉の中の 朱(あけ)の橋

与謝蕪村

紅葉の中に朱色の橋というのだから、まさに絶景である。代表作「菜のの花や月は東に日は西に」にみられる写実的、絵画的な作風そのまま。橋とは、日光二荒神社の境内に架かる神橋(しんきょう)のこと。アーチ形の木造反り橋で、名前の通り、古来、神聖な橋とされてきた。蕪村はその神々しさに打たれ、紅葉に埋もれぬ存在感を詠んだのかも知れない。(以下、略)

(全文は「橋梁通信」10月15日号でご覧ください)