横丁(15)橋梁業界にもポータルサイト現れる

借りる部屋を探すため不動産屋を訪ねる度、職業を聞かれた。「小説家です」。家賃を安定して払えるか、心配な不動産屋は2秒ほど沈黙し、「他の不動産屋に」。相手にしてくれたのは38軒目だった★高橋源一郎さんの30年以上前のエッセイ集「ぼくがしまうま語をしゃべった頃」にある。今は不動産屋で物件を探す人は少ない。情報はポータルサイトに流れる★入力の手間を省くため、駅から歩く時間の自動計算、ワンクリックでチラシ作成といったサービスまである★橋梁業界は昔ながらの対面営業かと思っていたら、最先端のポータルが登場した。クリテック工業が運営する「伸縮装置Navi」。悩める人への徹底ガイドで、初歩から学べる★伸縮量と床版遊間を入力すると、最適製品のメーカー名や型番が検索できるから、業務の効率化にもつながる★他社情報も網羅しているのがミソだ。こんなポータルが他分野にも増え、橋梁人が集ったら面白い。渋谷のゼブラ(しまうま)交差点に多くの人が集まるように。