SIPインフラ 目に見える成果 各地で 橋梁診断書 3分で作成

SIPインフラ 最終年度迎える

内閣府が2014年度から取り組んできた「戦略的イノベーション創造プログラム」(SIP)※は、目に見える成果が各地で生まれている。省庁の枠組みを超え、基礎研究から実用化・事業化までを見据えた壮大な挑戦。課題の1つで、最終年度を迎えた「インフラ・維持管理・マネジメント技術」(SIPインフラ)分野では、東北大や岐阜大の地域実装への展開、国際協力機構(JICA)と連携した海外での活用を視野に入れるなど広がりを見せている。

東北大 山形、宮城等で

東北大学・大学院工学研究科インフラ・マネジメント研究センター(久田真センター長)は、約3分で橋梁の診断書を作成できる「橋梁メンテナンス統合DBシステム」を構築し、自治体への導入を支援している。(以下、略)

大断面橋点検を効率的に 岐阜大 ロボットを活用

岐阜大学・工学部附属インフラマネジメント技術研究センター(六郷恵哲教授)は、岐阜県・各務原(かがみはら)市が所管する「各務原大橋」(PC10経間連続フィンバック桁橋、橋長594m、全幅17・1m)の定期点検の事前調査で、複数のロボット点検技術を活用している(写真)。(以下、略)

※SIP 戦略的イノベーション創造プログラムの略称。科学技術イノベーション総合戦略(2013年6月7日閣議決定)と日本再興戦略(13年6月14日閣議決定)において、総合科学技術会議が司令塔機能を発揮し、科学技術イノベーションを実現するため創設が決定。SIPは府省・分野を超えた横断型のプログラムで、総合科学技術会議が課題を特定し、予算を重点配分するもの。課題ごとにPD(プログラムディレクター)を選定し、基礎研究から出口(実用化・事業化)までを見据え、規制・制度改革や特区制度の活用等も視野に入れて推進してきた。

(全文は「橋梁通信」10月15日号でご覧ください)