横丁(16)何気ない一言に

「カメダは今も相変わらずでしょうね」。バーの客はそう話したという店側の何気ない一言に、事件の真相が潜んでいた。松本清張「砂の器」である★何気ない一言といえば、宅建業法の改正

が今年4月に施行され、その不動産業者向け説明会が終わった時のこと。ベテランらしき人が席から腰を上げながら、「これじゃ空き家は減らないよ」とつぶやいた。

(中略)

何気ない一言は、橋梁業界でも耳にした。「近接目視に邪魔されて」。そんなつぶやきの経緯や文脈は、あえて書かない。周りからは特段の異論や反論も出なかったから、違和感はなかったようだ。宅建業界でも橋梁点検でも、国の施策と現場感覚にズレが広がるのはよろしくない。水面下のつぶやきでなく、公の場で本音の議論を聞きたいものだ。

(全文は「橋梁通信」11月1日号でご覧ください)