ヤマダインフラテクノス 新社屋・工場の竣工記念式典

工場は面積4倍 テクニカルセンターとして

ヤマダインフラテクノス(山田博文社長)の新社屋と新工場が愛知県東海市内に完成し、10月29日、竣工記念式典が開かれた。

完成した新社屋と新工場(右)

式典は新工場内で開かれ、約300人が出席。山田社長は冒頭、「当社は培ったブラスト技術を試行錯誤の末、PCBや鉛の含有で問題化する橋梁の素地調整に転用。研削材を金属にすることで産業廃棄物を40分の1に減らし、環境にやさしい「循環式エコクリーンブラスト工法」を開発した。『ゴミを減らせば世界が変わる』をモットーに研究会を立ち上げ、特許は取得しないで工法の普及を目指した結果、全国で採用が増え、実績は昨年度までに約78万㎡。今年6月には『第45回環境大臣賞」』を受賞できた」とあいさつ。循環式エコクリーンブラスト研究会と日本鋼構造物循環式ブラスト技術協会の会員の協力に感謝したうえで、「今後は同工法をグリーン購入法の特定調達品目にしていただけるように力強く進めていく。創立65年で完成した新工場はテクニカルセンターとなり、今まで以上に品質を向上させ、次世代に引き継ぐ拠点となる」と語った。

テープカット。左から4人目が山田社長

式典では、前環境副大臣兼内閣府副大臣、自民党国土交通部会長の伊藤忠彦衆議院議員の祝辞の後、鈴木淳雄東海市長が「環境大臣賞を受賞する先進技術を持つ会社が東海市にあることを誇りに思う。今後も世界的な発展を期待する」と祝福した。

新社屋と新工場は敷地面積4740・27㎡で、SRC造2階建て、延べ床面積2246・26㎡。

施設内容:開発部・工事部の各フロア、会議室、応接室、役員室、各種装置、組立・整備工場、在勤社数約70名。工場は従来より4倍の広さに拡充された。

新社屋所在地:愛知県東海市名和町二番割中5-1、電話番号(変わらず):052(604)1017

創業65年 事業が拡大

ヤマダインフラテクノスは1953年、東海市に先代の山田外吉さんが山田ペンキとして創業。65年に山田塗装に社名変更。95年に2代目の山田博文社長にバトンタッチ。それまでの造船、プラントに加え、原子力、そして橋梁へ分野を広げ、構造物総合補修補強会社として事業を拡大してきた。2015年には現在の『ヤマダインフラテクノス』に社名を変更している。

「協力会社、社員のおかげ」

式典の終わりに、同社取締役営業本部長の山田翔平さんが「本日を迎えられたのは、今は亡き先代の会長、協力業者の皆様、社員の皆様のおかげです。本当にありがとうございました」と感無量な様子であいさつすると、博文さんが思わず涙ぐむ場面があった。