墜落事故防止策を報告 橋建協・安全委員会

日本橋梁建設協会(橋建協)は11月21日、東京・銀座で開いた技術発表会で、技術発表以外に「橋建協報告」として、安全委員会の川畑篤敬委員長(JFEエンジニアリング常務)から「これからの墜落事故防止対策」と題した報告があった。

川畑委員長の発言要旨は次の通り。

「鋼橋架設現場では、単管パイプを使用した吊足場が主流で、パネル足場やシステム足場の採用が低調だ。曲線桁やトラス桁など複雑な構造への対応が難しい点が要因の1つ。主流の少数鈑桁や細幅箱桁は桁高が高く、桁間隔が広い。足場の組立・解体に細心の注意を払う必要が高まっている」

「事故防止に向けて、①施工計画段階で高所作業を減らす施工法の採用とシステム足場導入で安全な手順を検討②一括架設、ブロック架設で地組み時に吊足場の取付を推奨③仮設備の組立・解体に高所作業車の併用④組立・解体が簡易な足場構造の検討⑤安全帯を正しくかけられ、親綱定着金具を設置できる設備の整備⑦アラート付の安全帯・システム足場の検討⑧重層下請構造の把握、指揮命令系統の見える化⑨標準作業手順書を元・下請で共有、手順書の見直しが必要な場合は作業中止し検討⑩作業員の技能向上に向けた講習・資格試験の実施―等に取り組んでいきたい」