橋に咲く 補修技術設計 ヒメネス・エイプリル・ローズさん

国境超えて 夢広がる

「フィリピンでやりがいのある仕事に就け、さらに日本にも来られた。そのことに感謝しながら、毎日、一生懸命に取り組んでいます」

2005年、マニラにあるフィリピン工科大学(州立)を卒業。日系のハウスメーカーに就職し、AUTOCADを使った図面作成の仕事に従事。仕事の合間に大学のトレーニングコースに参加しコンクリート、土質などの訓練証明を持つ。

4年ほど前から補修技術設計の仕事を手伝うようになり、日本から送られてきた写真データから、画像処理でコンクリートのひび割れや損傷を図化する業務を行ってきた。

2018年9月に就労ビザを取得し、補修技術設計の社員として来日した。仕事の内容はフィリピンにいた時と同じだが、今は日本の社員と一緒に働き、現場にも同行することで、仕事の幅や知識が格段に上がってきたという。「毎日、学び、新たな発見をしながら、充実して過ごせています」。

今後は損傷の図化だけでなく、同社が行う図面作成の分野にも従事できるようになりたいと意欲的だ。

同社のフィリピン出張所で働く夫と離れての単身赴任。小学校の国語の教科書で日本語を勉強し、言葉の壁を乗り越えようと頑張っている。

日本の食事がおいしいと話す。お好み焼き、焼肉、寿司――。食べものの話になると、日本語の単語がたくさん飛び出す。そして、「日本の時代劇が好き。桜の季節、京都に行く計画です」と。

(技術部土木課)

※橋梁通信2018・12・15号掲載