忘れない 海峡横断プロジェクト 9 島原・天草・長島③
夢を捨てたら、もはや技術者ではない
熱心な活動を続けている島原・天草・長島架橋建設促進協議会。架橋の将来を担う子供たちに焦点を当てた動きが特徴で、中でもユニークなのが、絵画コンテストだ。29年度の最優秀賞作品から3点を紹介する。
いずれも、橋への夢があふれている。逆に言えば、橋が子供たちの夢心をかき立てている。橋は、そうした存在だ。
90年に「青函連絡橋の夢検証」を書いた大橋武氏の詩(本紙10月15日号に掲載)の一部を再掲する。
「技術は夢を現実にする力を持っている」
「技術者は夢ビジネスの中で生きている。いや生かされている」
「技術者が夢を捨てたら、もはや技術者ではない」