SIPセミナー③ ビーエムシー 阿部雅人氏

生まれと育ちの「ストーリー化」 考古学的な推定も

  インフラの持続性とスマート化

  ビーエムシー SIPインフラ幹事 阿部雅人氏

インフラメンテナンスのスマート化に向けた課題には、次の3つがある。

まず、生まれと育ちの「ストーリー化」が必要だ。建設時を含め、長期に渡る管理の履歴情報は極めて重要。点検はしょせん、スナップショットに過ぎない。すでに失われた情報も多いので、現状から過去を「考古学」的に推定することも必要になる。

こうして膨大な情報を得るが、必要な情報の量や質は状況ごとに異なるから、それぞれの状況に応じたストーリーを組み立てて、共有する。橋梁にはステークホルダーが多いからだ。

これによって、点検から対策まで、また現場から経営まで意識を共有し、一貫した質の高い維持管理が可能になる。

次に、「ベストミックス」、メンテナンスサイクルのデザインである。構造物を、特徴や履歴、現状に着目してカテゴリー分けし、それぞれに費用対効果に優れた維持管理のベストミックスを考える。点検も、構造物ごとに点検計画を立てて、最適な手法を選定することで、性能を効率的に評価できる。(以下、略)

(全文は「橋梁通信」2019年1月1日号でご覧ください)