「防食ソリューション~鋼橋の長寿命化を目指して~」を出版 橋梁を巡る塗料、塗装、ブラスト、耐候性、防錆のすべて 

 論客24人が持論を展開 橋梁防食の現状把握に最適の手引き

橋の専門紙「橋梁通信」の創刊を記念して、「防食ソリューション~鋼橋の長寿命化を目指して」が、橋梁通信社から出版された。執筆は、現在の防食を語るときに欠かせない論客24人。橋梁通信社として、現在の橋梁防食を語ってもらうのに、ベストのメンバーと自負している。

これだけのメンバーが集まって、平穏無事、何事もなく終わるはずがない。本の「まえがき」は正直に「書籍全体としての統一性を欠き混乱を来している、とのお叱りを受けるかも知れない」と吐露している。「あとがき」に至っては、人類が月に行く時代にまだ解決していない課題がこれほど山積みなのかと驚いている。

従来は違う土俵でそれぞれが主張し、それぞれが反論していた。それでは「ソリューション」にならない。同じ土俵でがっぷり四つ相撲に組まないと、議論はいつまでもすれ違い、平行線のまま。その「同じ土俵」を橋梁通信社が用意したのが、今回の出版だ。

「防食ソリューション 橋梁の長寿命化を目指して」は、1冊2,777円(税別)。アマゾンでご購入できます。問い合わせ・直接のご購入申し込みは橋梁通信社へどうぞ。

防食ソリューション~鋼橋の長寿命化を目指して~」の執筆者とタイトルは以下の通りです。

1,蘆田英久氏(一般社団法人NACE日本振興協会理事)   「塗装性能を担保するためには―検証の重要性」

2,厚地一郎氏(防錆技術協会講師、厚地鉄工常務) 「ブラスト処理装置の国際標準化と未来」

3,池田龍哉氏(IH式RPR工法協会々長、池田工業社長) 「『手段』を選ぶことが『目的』ではない」

4、石川雅也氏(大塚刷毛製造課長) 「作業員の健康障害防止のための}予防保全~」

5,大澤隆英氏(日本ペイントマネージャー) 「塗料―半製品が故の課題」

6.太田洋文氏(三井金属鉱業部長) 「橋梁塗膜くず無害化処理と再資源化のあるべき姿」

7,片脇清士氏(一般財団法人土木研究センター技師長、管理技術代表) 「鋼道路橋塗装―これまでの40年、そしてこれから」

8.小寺健史氏(ブラスト施工技術研究会々長、極東メタリコン工業専務) 「現場から見たブラストの虚実」

9.坂本達朗氏(公益財団法人鉄道総合研究所主任研究員) 「鋼鉄道橋に関する適切な維持管理方法とは」

10、佐古泰久氏(住之江専務) 「現場でのブラスト施工に関する工法と環境問題」

11、末廣明氏(関西ペイント部長) 「水性重防食塗料の技術的課題と塗料メーカーの挑戦」

12、中野正氏(一般社団法人日本橋梁・鋼構造物塗装技術協会技術主幹) 「鋼橋を取り巻く現状」

13、西森修次氏(四国総合研究所主席研究員) 「ユーザーズファーストの塗料開発」

14、原田文博氏(九州鋼構造物塗装協同組合顧問、橋梁塗装社長) 「九州で開始した若手防食技術者育成の取り組み」

15、藤原治郎氏(日本フロシオ会々長、一般財団法人日本海事協会技術コンサルタント) 「造船業界の有資格塗装検査員-検査の必要性―」

16、三浦正純氏(一般財団法人土木研究センター担当部長) 「耐候性鋼橋の考え方―当初と現在の相違点」

17、宮下剛氏(大日本塗料G長) 「重防食塗料塗装系上塗りの耐候性変遷と今後必要なこと」

18、宮嵜香氏(宮嵜塗装工業社長) 「防錆防食塗装の現状」

19、守屋進氏(一般社団法人日本鋼構造協会鋼構造物塗装小委員会委員長、元土木研究所) 「耐候性鋼材の橋梁への適用を考える」

20、安波博道氏(一般財団法人土木研究センター部長) 「救世主『一時しのぎではない部分塗替え』」

21、山口雄一氏(NACEレベル3インスペクター、東海塗装取締役本店長) 「塗装設計・施工技術のさらなる進化に向けて」

22、山下正人氏(パティーナロック開発者、京都マテリアルズ社長) 「反応性塗料の可能性」

23、山田博文氏(一般社団法人日本鋼構造物循環式ブラスト技術協会理事長、ヤマダインフラテクノス社長) 「循環式ブラストの有効な活用による環境負荷の低減」

24、横山直樹氏(エポガードシステム開発者、クスノキ化学技術部室長) 「マグネタイト化技術の有用性」