「土木情報学入門」 土木学会が無料オンライン講座を開講へ

土木学会は5月7日から、だれでも無料で学習できるオンライン講座「土木情報学入門」を提供する。関心のある人なら、前提となる知識がなくても受講可能。技術者個人の学習はもちろん、企業の研修にも活用できる。

土木情報学は、社会インフラの情報の取得・蓄積・活用などに関する理論と技術を追求する。講座はその入門編として、3次元計測や衛星測位、通信・制御技術、デジタル画像解析、VR/ARのビジュアル情報処理、人工知能に用いられるニューラルネットワークなどの基礎を学ぶ。

同日から1週間ごとに学習テーマが設定され、オンラインでいつでも受講できる。各週2時間の学習時間を想定。毎週、確認テスト(選択式)が行われ、最終週もまとめのテスト(同)を実施。すべてのテストに解答(送信)し、60点以上で修了証が発行される。

講座の詳細と申し込み等は、土木学会・土木広報センター(🔎)のホームページで。

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講師とテーマは以下の通り。

▽蒔苗耕司・宮城大学教授(土木と情報の関係を考え、実際の建設現場や社会インフラに生かしていくICT力を身に付ける)

▽間野耕司・パスコ主任技師(土木分野で利用されている新しい3次元計測技術について、概要と基本的な計測技術を紹介)

▽岡本修・茨城高専教授(土木工事で欠かせない存在になりつつあるGNSSについて、どのような原理で測位できるのか、今後どのように発展していくかを学ぶ)

▽千葉洋一郎・パシフィックコンサルタンツグループ市場開発戦略部部長(土木分野で活用されている通信・制御技術の概要を解説)

▽河村圭・山口大学大学院准教授(計算機、情報ネットワーク、センサ技術等の発展により、土木分野の多くの場面で活用できる技術になったソフトコンピューティングについて、代表的な手  法の概要を紹介)

▽和泉繁・大日本コンサルタント技術企画部長(2次元の図面を3次元に変えることで、公共事業や設計にどのような効果があるかを説明)

▽石田仁・五洋建設 技術研究所 土木技術開発部 専門部長(現場での実施工に関するCIMの活用方法や考え方について、実例を交えながら紹介)