横丁(24)ドナルド・キーンさん亡くなる 松浦寿輝さん「『橋』の知性」と追悼文

ドナルド・キーンさんが2月24日亡くなった。日本文学を海外に紹介し、文化勲章も受けた人だ。翌25日の読売新聞に作家の松浦寿輝さんが追悼文を載せていた。その題名が「『橋』の知

性」というのである。

(中略)

なるほど橋の例えでキーンさんの生涯を振り返ると分かりやすいと、改めて「橋」の意味を思う。そういえば、作家の住井すゑさんは被差別部落を描いた小説を「橋のない川」と題した。背景をよく知らなくても、断絶の意味は伝わりやすい。しかし、橋はあっても断絶を生む。南米ベネズエラで混乱が続き、国境の橋が封鎖された。支援物資を運ぼうとする勢力と軍の間で、橋上の武力衝突が生じている。キーンさんは橋の知性だった。ベネズエラには橋の平和がほしい。

(全文は「橋梁通信」2019年3月1日号でご覧ください)