橋に咲く 西日本高速道路エンジニアリング四国 山下民岐子さん

赤外線による非破壊検査という最先端技術「Jシステム」の担当。現場から大量に送られてくる点検データの解析。クラウドサーバーの構築、開発工程の検証、保守フェイズのサポートと、やるべきことは数多い。

お茶の水女子大を卒業後、大手信託銀行の関連会社でシステムエンジニア(SE)として10年働いたから、知識と経験は豊富。しかし、それだけでは足りない。土木の業務知識を懸命に学ぶ日々が続く。

前職時代の17年、NEXCO西日本四国支社に派遣された。事務に携わっていたら、支社の上司が「せっかくのキャリアを生かせるから」と薦めてくれ、翌18年、同社グループの西日本高速道路エンジニアリング四国に転職。赤外線サーモグラフィ装置でコンクリート表面の浮き・はく離を特定するJシステムに出会ったのだった。

国交省は橋の定期点検2巡目で、赤外線を積極活用する方針。「Jシステムはますます普及するでしょうから、より使いやすくして、効率のよい橋梁点検につながるように。課題が出てきたら向き合って、1つずつつぶしています」。

現場のニーズをSE業務に反映させたいと思う。「そのためにも、現場に足を運ばなくては」と意欲的。SEからSE+橋梁へ。「すべてが新鮮で興味深い。橋は多くの人が関わって作り上げられ、管理されている、すごいなと」。福岡県出身。

※「橋梁通信」2019年3月1日号掲載