横丁(25) 「お迎えに上がりました。」 ん? 国交省書店のベストセラー

国土交通省の本庁を訪れて取材した後は、いつも地階の書店に立ち寄る。国土行政を司る人たちがどんな本を読んでいるか、興味があるからだ。3月初め、入り口につるした白板のような「当店のベストセラー」には、手書きで「負動産時代」「限界都市」などが並び、なるほどと合点した。ところが、1位は「お迎えに上がりました。」。一般のベストセラー情報では聞いたことがない。公用車運転手の秘密暴露? 役人の終活? 不審に駆られて書棚に回り、本を手に取ると、不審はいっそう募った。カバーにマンガが描かれた文庫本である。小説のようだ。タイトル脇には「国土交通省国土政策局」と実在の局名。帯には「局長号泣」とある。不審は興味に代わった。「橋と柱と人柱」の章もあるので迷わず購入し、廊下で立ち読みしたら、古くから人々が橋に寄せてきた熱い思いに震えた。橋は単なる構造物ではない。(以下、略)

(全文は「橋梁通信」2019年3月15日号でご覧ください)