主張(26)「ダムは無駄」 でも水はありがたい? 足元を忘れたメディア①

不思議なコラムを読んだ。

エチオピアの少女アイシャは炎天下の砂漠で家族のために1日8時間も水くみに出かけるが、茶色い水がわずかに手に入るだけ。そんな書き出しの後、世界では10人に3人が安全な飲料水を利用できないと指摘し、こう続けた。

「日本では水道の蛇口をひねれば、すぐに飲めるほどの水が当たり前のように出てくるが、平成時代に相次いだ災害で断水を経験し、水のありがたみを実感した人も多いだろう」

国連が定めた「世界水の日」にちなんだもので、極めてまっとうな文章である。注文の付けようがない。では、なぜ「不思議なコラム」なのか。

(以下、略)

(全文は「橋梁通信」2019年4月1日号でご覧ください)