横丁(27)「お迎えに上がりました。」 少女は技術に生まれ変わった

少女は村人から、神様になってくれと頼まれたという。大事な橋だ。橋がなければ、村の野菜を売りに行けなくなる。行商は村に来ることができない。それなのに、大雨の都度、橋は流されて

しまう。だから、川底に沈んで、橋をしっかり守ってほしいと。それから150年近く。「誰もが安全に渡れるように」「村のみんながいつだって笑って暮らせるように」。そう努めるのが

「私の使命」だと、少女は話した。橋を壊そうとする重機が来れば、「不思議な力」がわいて、エンジンを止められるのだ。国土交通省内の書店のベストセラー小説「お迎えに上がりまし

た。」(集英社文庫)。

(中略)

少女は今、技術に生まれ変わった。しかし、変らないものがある。暮らしを支える「大事な橋」であること、だから「しっかり守って」行かなければならないことだ。(続く)

(全文は「橋梁通信」2019年4月15日号でご覧ください)