主張(28)ハコモノと土木インフラを一緒にするな 足元を忘れたメディア③

メディアはインフラがないと成り立たないのだから、インフラとそれを整備する公共事業について、ていねいで正確な認識を持ってほしいと前回求めた。

さて、

(中略)

学校や水道事業、文化施設と並べ、最後に「ハコモノ行政の末路」とぶった切る乱暴さである。学校はおいても、水道事業と文化施設を一緒にしないでほしい。古臭い言い方だと、生活に欠かせない下部構造と、文化という上部構造は分けて考えるべきだ。

ただ、この乱暴さはメディアだけでなく、国にもみられる。「インフラ長寿命化基本計画」(2013年)は2つの違いを明確にしていないから、「切迫する首都直下地震や南海トラフ巨大地震等の大規模災害に対応」や「必要性が認められない施設については、廃止・撤去」などの文章が混在している。

「みずほリリポート」(17年3月)はこの点に着目し、「ハコモノ」と「土木インフラ」に分類して「踏み込んだ」方針を掲げる自治体が現れたと指摘した。    (続く)

(全文は「橋梁通信」2019年5月1日号でご覧ください)