橋に咲く 駒井ハルテック 藤井志帆さん

ひたむきに 学生時代も今も

客先で工程説明をする上司の姿を見て、改めて思いが募った。「早く独り立ちしたい。知識の習得を早くしないと」。初めての出張で先日、東北に行った時のことだった。

立命館大経済学部で学んだ。専攻はアジアの地域開発。畑違いだったが、駒井ハルテックが手掛けた多くのプロジェクトを知って感銘を受け、昨年入社した。「土木工事会社を営む父親を見て育ったことも大きかった」。

半年間の研修を経て、10月から生産技術課(富津工場)に配属された。工場製作の現場代理人として、プロジェクトマネージャー的な役割を果たす重要なセクションだ。

もちろん今はまだ見習いだが、部材の手配、各工程の写真撮影、各種検査のまとめ、架設現場との工程調整などに、ひたむきな日々。

「この部材がいずれ、人々の暮らしを変え、地域を発展させる橋になる。そう思うと、仕事にがぜん、やる気が出ます」

学生時代も、ひたむきだった。自宅から大学まで、片道2時間半。その交通費も小遣いも、時間をやりくりしながら、配膳や神社の巫女のアルバイトで賄った。

そして、今。「橋のイロハから仕事を教えてくれる職場環境に感謝しています」。女性の活躍が目覚ましい会社であることもうれしい。「産後に職場復帰した先輩がいて、心強いですね」。

休憩時間には、工場内のコートで同僚とテニスを楽しむ。大阪府出身。

(製造本部 富津工場 製造部 生産技術課)

※「橋梁通信」2019年4月15日号掲載