世界最大の建設機械見本市「bauma」 SCジャパン 田原慶博氏が報告

世界最大規模の建設機械専門見本市「bauma 2019」が4月、ドイツ・ミュンヘンで開かれ、視察したSCジャパンの田原慶博取締役が本紙に報告を寄せた。

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会場では、ヨーロッパ、ロシア・インド、エジプト・東南アジア・オーストラリアなど、各国担当のスカンクライマー社(フィンランド)エージェントが販促活動を行った。その中で、東アジア担当がわがSCジャパンである。

比べると、東南アジア・オーストラリア担当が圧倒的な販売力を持っていた。基本的に、大型案件(大型ビル新設、煙突解体、プラント)、新商品(スネーク、オールリーチ、スライディングデッキ)は、ほぼ東南アジア担当者案件から開発されたものである。

特に4基シンクロ自動伸縮装置は、オーストラリアでも煙突解体案件に広く採用されている。日本でも同種の需要が見込まれるため、実用化の目途がたてば、いち早く導入させる考えだ。

移動昇降式足場のメーカーは、スペインやスウェーデンだけではなかった。これまで知らなかった、かなりの数のメーカーが展示しており、もっと視野を広げる必要があると感じた。

各ブースでは、世界各国のレンタル会社担当者が熱心に協議していた。そんな会場に、日本人は少なかった印象だ。他の人からも、「日本人がいつもよりかなり少ない」といった声が聞こえた。

それに比べ、中国企業の行動力はさすがだった。何列も並んで展示しており、屋外ブースに建設機械を置くメーカーも目立った。そのうちに中国企業に圧倒されてしまうのではと懸念した。

現に、メーカーを中国企業が買収し、中国人がオーナーになって展示している移動昇降式足場も見受けらた。

※「橋梁通信」2019年5月1日号掲載