日本ロード・メンテナンス 世界に1台の超大型点検車 土木研究所でデモ

超大型点検車。7分半でブームが展開する

世界に1台しかない超大型点検車のデモが4月4日、茨城県つくば市の土木研究所(西川和廣理事長)で行われた。日本ロード・メンテナンス(東京都港区、亀田丈司社長)が伊バーリン社に特注した「ロードマルチ点検作業車」は、4段ブームで7・5m高の乗り越えが可能。大型・アーチ状遮音壁の裏面点検が容易だ。スタピライザーやカウンターウエイトで車体の重心を安定させ、可動から7分半で全ブームが展開すると、見守った約40人から驚きの声があがった。

この作業車はアウトリガーではなく、スタピライザーやカウンターウエイトの使用で作業中の張出しをなくし、独自のブーム動作で1車線規制内の点検を可能とした。

 

 ローラー式の油圧スタピライザーによって、ブームを伸ばしたまま車両の前・後進が可能で、その操作がバケット内で行える。

 

 

 

上段の畳まれた状態から次第に伸びて

同社の亀田丈司社長は「遮音壁の裏側を見たいという高速道路会社の要望を形にした」と説明。「創業から半世紀。これまで培ってきた維持管理のノウハウを、今後も生かしていきたい」と抱負を語った。

手を伸ばして説明する亀田社長

 

デモを企画した同研究所の新田恭士・上席研究員の話「これまで困難だった部位の点検ができるようになったのは、素晴しい。ビジネスでは与条件の安全面に工夫されている点、効率化を図れる点を高く評価している」

 

※「橋梁通信」2019年5月1日号掲載