日鉄エンジニアリング 角太橋 実績が300件に 市町村の架替需要が背景 

日鉄エンジニアリング(東京都品川区、藤原真一社長)建築・鋼構造事業部が展開中の「角太橋(かくたばし)」の販売実績が、2018年度末で296件に上ったことが橋梁通信社の取材で分かった。

角太橋を使用した北浜4号線1号橋(愛媛県今治市、日鉄エンジニアリング提供)

角太橋は角形鋼管を並べて橋桁とする橋長20m程度までの簡易橋梁。新日鉄時代の2005年から販売を開始し、13年までの9年間で150件を達成。直近の5年間で約150件を積み上げるなど、年々採用件数が増えている。

同事業部橋梁商品部の担当者は「架け替え需要が増加している。低構造高、下部工の再利用、急速簡易施工という特徴が発注者の要求に合致した点が背景にあるだろう」とし、「更なる経済性向上のため導入した門型ラーメン形式も問い合わせが増加している」と話す。

同部によると、実績の内訳が市町村47%、都道府県27%で、市町村管理の小規模橋梁の採用が顕著になった。

同部では、同社が各地域に委託加工ファブを配置したことで、元請が地場ゼネコン、製作が地元ファブという「地産地消型」の商品になった点も実績増の要因の1つと分析している。

※「橋梁通信」2019年4月15日号掲載