朝日信用金庫母体の朝日中小企業経営情報センター サーフェステクノロジーと丸泰土木を顕彰

朝日信用金庫(東京都台東区、橋本宏理事長)を母体に新製品の開発などを顕彰・助成している朝日中小企業経営情報センター(ACC)は、2018年度下期の顕彰先として10社を選定。橋梁関係から「サーフェステクノロジー」(略称・ST、東京都千代田区、増田健康社長)と「丸泰土木」(東京都江戸川区、梅田巖会長・玉川文明社長)が選ばれた。

3月中旬に行われた顕彰式では、ACCの小林一雄理事長(朝日信用金庫会長)から、顕彰盾と助成金 (各 50 万円、最優秀賞は100万円)が贈呈された。

STは設立1年で顕彰。同助成事業22年の歴史で初という。

2社への助成事由は次の通り。

サーフェステクノロジーの既設高欄塗替え塗装機械

▼サーフェステクノロジー▽高速道路の既設高欄の防水塗装について、補強鋼板部のさび落としと塗替え塗装をスムーズに行うための機械化工法を開発した。老朽化が著しい首都高速道路・高欄リニューアル工事で、1班当りの施工速度が1夜間20m→150~200m、人員20人→7人を実現。排水・排じん問題も軽減した。ドーピー建設工業などから受注を確保し、今春3セットに増設予定。

丸泰土木の油圧ハンマ騒音防止装置

▼丸泰土木▽「油圧ハンマの騒音防止装置の開発」。鋼管杭の施工方法で杭の支持力の信頼性と工程、経済性で他工法より優れた「打ち込み工法」は、騒音問題により市街地での施工が敬遠されてきた。本装置は、この工法の唯一の弱点を克服するものとして開発。その普及は社会全体にとって大変有意義なものである。17年に1号機が完成(特許申請中)。18年8月から製品化し、5台が現場で稼働中。

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ACCの助成事業 96年開始。毎年上・下期に「新製品開発」「新分野進出」「環境改善」「創意工夫」「伝統工芸他」の各分野で実績のある企業や、伝統工芸で長年努力した企業を選んで顕彰してきた。朝日信用金庫の本・支店から推薦された企業を予備審査し、選考委員会で 10 社を選ぶ。18年度下期贈賞で累計357社、1億6100万円の助成となった。

※「橋梁通信」2019年4月15日号掲載