「橋」が地域おこしに1役 南信州の阿智村、平谷村、根羽村

南信州イメージ図

南信州の橋を巡りませんか―。

長野県の阿智(あち)、平谷(ひらや)、根羽(ねば)3村は合同で、橋を前面に打ち出した観光キャンペーン「橋カードプロジェクト」を始めた。名産品の購入などで橋カード(写真)がもらえ、さらに素敵なプレゼントも当たる企画。普及しつつある橋カードを土木のイメージアップにとどめず、観光客誘致→村おこしにも役立てる取り組みとして注目される。

 

この3村は、名古屋市と同県塩尻市を結ぶ国道153線上に連なる。阿智村は星空が日本一美しく見える場所として知られ、美肌の湯・昼神温泉もある。平谷村は同県で最も人口の少ない村。根羽村は森と清流が織りなす空間だ。

3村をつなぐ35㎞には大小74もの橋があるため、これを観光資源に活用することにした。特徴のある橋を各村から3つずつ選んでカードを作成。橋の近くの施設で名産品の購入、食事などをすると、それぞれの橋カードがもらえる。

9枚すべてを集めると「ミッションクリア」となり、3村いずれかの村役場で「レアカード」を贈呈。10枚まとまると、「日本一の星空ナイトツアー

ペアチケット」などのプレゼントが当たる。日帰り温泉の入浴券などが当たる特典付きのドライブコースも用意されている。

 

国交省道路局で東川直正国道・技術課長(中央)と。その左が阿智村・地域経営課の井原吉貫氏、右が根羽村振興課の片桐匡朗主事

井原さんと片桐さん 各団体を回ってアピール

建設コンサルタンツ協会
の酒井利夫顧問(左)と

プレストレスト・コンクリート建設業協会
事務局の平井尚次長(右)と

4月17日には、阿智村と根羽村の担当職員が国土交通省道路局、建設コンサルタンツ協会、プレストレスト・コンクリート建設業協会、日本橋梁建設協会、日本橋梁・鋼構造物塗装技術協会をそれぞれ訪問、橋カードをPRした。

 

 

日本橋梁・鋼構造物塗装技術協会の河上貞事務局長(中)と

(左から)日本橋梁建設協会の竹村昌徳業務部長、高木正己事務局長と

橋カードプロジェクトのパンフレットも作られている。キャンペーンの詳細とともに、各村のホームページから。

南信州では、阿南町、泰阜村でも橋カードを制作し、食事や買い物、レジャーを楽しんだ人にプレゼントしている。ここは複雑な地形から383もの橋が架けられていることに着目したもので、橋が地域活性化のツールとして活躍している。