SSPC年次総会報告 「米国の残留塩と湿式ブラストの話」上 池田龍哉・池田工業社長

   池田社長

昨今、日本で湿式工法の話が出ると、大方は有害物質関係の処理に伴う粉じんの抑制に関することが多い。

湿式ブラスト

いわゆる安全対策上の湿潤化である。SSPCで継続的に技術発表されているテーマで、表面処理SP(Surface Preparation)の除塩などの品質的観点から、湿式工法についての評価が興味深い。

2017年のSSPC(タンパで開催)で、ケンタッキー州交通センター(KYTC)が行った「鋼橋上の塩化物を浄化するための表面処理法の評価」という技術発表は衝撃的だった。

KYTCは約1,200の鋼橋を管理している。塗替え塗装の平均寿命は約20年だが、残念ながら早期に塗膜破壊をもたらしている。

現時点では、(以下、略)

※SSPC 橋、船、タンク、ダムなど鋼構造物を保護するため、1950年に非営利団体組織・鋼構造物塗装評議会 Steel Structures Painting Councilとして設立された。97年に鋼以外材料(コンクリート、複合材料、等)を含めた構造物保護コーティング協会として、SSPC The Society for Protective Coatingsと改名。素地調整の方法や規格の策定、塗装技術、労働安全について最新情報を提供している。

SSPC Coatings+は、年次総会を兼ねて年1回開催される。規格の改定会議、新技術の発表、テクニカルセッション、インスペクタートレーニングコースなどのプログラムと展示会パートに分かれている。

(全文は「橋梁通信」2019年6月1日号でご覧ください)