インフラメンテナンス国民会議近畿フォーラム2019③ 鋳鉄床版 阪神高速道路技術センター、日之出水道機器など 

橋軸直角方向の接合部は、デッキ面の段差でレベルを合わせられる

阪神高速道路技術センター(大阪市中央区、南荘淳理事長)、日之出水道機器(福岡市博多区、浅井武社長)、成和リニューアルワークス(東京都港区、山上正敏社長)、佐藤鉄工(富山県立山町、藤田泰社長)の4社は、「高性能鋳鉄床版」を出展、実際の載荷・施工性能試験で使った床版パネルの実物を展示した。

4社の技術者はブース訪問者に、球状黒鉛鋳鉄の強度特性と、一体成形を生かした耐久性の高い床版パネル開発の背景を説明。

「軽量化が図れるため、床版取替工事で主桁や下部工への影響の最小化が図れる」などと、同床版のメリットを強調した。

来場者は①橋軸方向の接合部は添接板を不要とし、橋軸直角方向の接合部はデッキ面の段差でレベルを合わせられる②デッキプレート裏面の格子部が一体成形され、疲労耐久性が向上している――点などに注目。実用化に向けた課題に質問が集中した。

一部の道路事業者が非常な関心を示し、実用化に向けた具体的な協議が始まっているという。

※「橋梁通信」2019年7月1日号掲載