久野製作所 WJ削孔技術を確立 実績2千件超える

 久野製作所(福島県二本松市、久野浩二社長)は、自社開発した超高圧ウォータージェット(WJ)で手がけた橋梁補修・補強工事の実績が2018年度末で2000件を超えた。

工事は、高速道路会社のほか、国交省、自治体、鉄道会社などが管理する橋梁で行われた。

WJによるコンクリート削孔

同社が開発したWJ削孔装置「ジェットマスターJMK-WBM500型」は、①鉄筋やPC鋼材を傷つけることなくコンクリートの削孔ができる②直径Φ30~250㎜に対応可能。削孔長は最長4000㎜までの施工実績がある③橋脚・橋台・PC桁の耐震補強のための削孔作業などに最適――などの特徴がある。

久野社長(写真左)は「WJ工法は、低騒音・低振動・粉じん公害がゼロ。環境に優しいうえ、はつり・切断・洗浄・剥離・削孔を自在に行える画期的な技術だ。益々ニーズが高まるだろう」と話している。

◇     ◇

※ウォータージェット(WJ) 約300㎫に加圧された水を0・1~1㎜ほどの小さい穴を通して得られる細かい水流。速度は通常500~800m/sで、マッハ3に達するものもある。水流の当たった部分を吹き飛ばすWJ加工・切断技術で、主にコンクリート部材の加工・切断・削孔を行う。水流の速度を調整することで、加工・切断~洗浄まで幅広い利用が可能。