橋に咲く ホルス 板橋由美子さん(1) 

現場を見て補修設計

強い逆光が写真に迫力を加えている。

夜間の橋梁点検。

高所作業車のデッキに乗り込んだ人が、さびの目立つ鋼材にメジャーを当てている。

よく見ると、ヘルメットの後ろに流れる長い髪。そう、女性が活躍する土木現場の1つだ。

板橋由美子さん。

構造物の点検から補修・補強設計まで一貫業務を行うホルス(東京都港区、和田克哉社長)の社員である。コンクリート診断士の資格を持つ技術者だが、「必ず現場を見る人」「どんな現場にも入っていく」┅┅。

業界から、感嘆の声が聞こえる。

天空と太陽を司る古代エジプトの最高神・ホルス。

人々が身に着けていた護符「ホルスの眼」は万物照覧の眼とされ、安全のシンボルだった。

同社は「現代のホルスの眼たらん」と、インフラの老朽化にデジタル技術で立ち向かう。

その最先端に立つ板橋さんを、8面「橋に咲く」で紹介する。

※「橋梁通信」2019年7月15日号1面掲載(写真は同社提供)