準選奨技術に6件選定 国土交通省

国土交通省はこのほど、「準推奨技術」6件を選定した。

同省は公共事業などでの新技術活用のため、画期的な新技術と認定した「推奨技術」(5件)、さらなる発展を期待する部分がある「準推奨技術」(11件)を選定している。今回新たに、「準推奨技術」に6件を加えた。

橋梁向けは、次の4件。

①大成建設が開発し、ポストヘッドバー工法協会が申請した「ポストヘッドバー工法」(KT-090022-VE)

②ビービーエムが開発・申請した「超小型ゴム支承装置(UCB)」(KK-100022-VE)

③中大実業が開発・申請した「橋梁用埋設型排水桝」(HK-140002-VE)

④日綜産業が開発・申請した「先行床施工式フロア型システム吊足場(クイックデッキ)」(TH-150007-VE)

 

RCせん断耐力を向上 ポストヘッドバー工法

ポストヘッドバー工法は、既設RC構造物に削孔した孔内に専用モルタルを充てんし、プレート定着型せん断補強鉄筋(ポストヘッドバー)を定着させる工法。 ポストヘッドバーを後施工することで、部材のせん断耐力だけを向上させることができる。

施工総数746件、124万2000本以上に上り、橋梁・地下道で34件が活用された(19年1月現在、施工中含む)。

 

支承交換が容易に 超小型ゴム支承装置

超小型ゴム支承装置(UCB)は、既設橋の耐震補強を目的とした支承交換で、従前の支承より薄く、シンプルな形状で補強できるため、橋座面を掘り下げる必要がなく、経済性、施工性に富む。

 

工期を短縮 埋設型排水枡

橋梁用埋設型排水枡は、床版防水層に滞留する雨水を、床版勾配の最下流で排水するための水抜き用。 伸縮装置の取り換え工事と同時に設置することができる。排水経路は遊間を利用するため、床版に削孔する必要がなく、短時間で設置可能だ。

 

600現場で活用 クイックデッキ

クイックデッキは、従来型のパイプ式吊足場をシステム化することで、以下のメリットがある。

①熟練工でなくても容易に吊足場を構築可能

②高強度材の使用により、最大吊りチェーンピッチ5m、跳ね出し床最大5mを実現

③最大100㎡程度の4点ユニット吊りにより、工期と高所作業を削減

14年6月から公共・民間を問わず、多くの現場で採用され、最近は高速道路橋の大規模リニューアル工事でも採用が増加。実績は600現場を超えた(19年6月現在)。

※「橋梁通信」2019年7月15日号掲載)