首都高 「点検・補修デモ」 最新鋭の技術 乗って 触れて 

首都高速道路(宮田年耕社長)は5月24日、東京・江東区の湾岸線高架下にある辰巳補修基地で、安全を守る技術などを学生らに体感してもらう「首都高点検・補修デモ2019」を開いた。

「首都高安全月間」(5月13日~6月11日)の活動の一環で、今年で12回目。首都圏10大学(関東学院大、埼玉大、芝浦工大、日本大、首都大学東京、東京工大、東京大、筑波大、横浜国立大、法政大)の土木工学専攻の学生33人と、一般参加者15人ほどが集まった。

最初に同社保全・交通部の臼井恒夫課長が「開業から60年の首都高速道路を安心・安全に利用してもらうため、最新技術を活用しながら効率的で確実な点検をしている」と挨拶した。

         構造物の非破壊検査について説明を受ける参加者たち

屋外では、GISと3次元点群データを活用した維持管理システム「InfraDoctor®」、3D電界強度測定車「3D ETC Doctor」、ジェットファン点検車、水噴霧設備点検車などの最新鋭の点検車を見学。LEDフレキシブル点滅ライト「フレピカ」装備の高所作業車、エコ標識車、エコサインカーminiなど、時代のニーズに合わせて進化させた車両も並んだ。

           高所作業車のデッキ部に乗り込み、近接目視点検を体験

簡易型高所点検用軽量ポールカメラ、簡易型高所用打音検査システム、照度・電界強度・トンネル環境診断、金属疲労のき裂を補修するための工法なども展示された。

参加者は高所作業車のバケットに入り、近接目視点検を体験。軸重調整装置付試験車の荷台に乗ったり、中央環状線・山手トンネルで事故が起きた際にいち早く現場に駆け付ける「首都高バイク隊」の黄色いバイクにまたがったりして、最前線を体感した。

屋内では、路面調査を行うInfraDoctor®、コンクリートひび割れ自動検出、磁粉探傷試験(MT)、フェーズドアレイ超音波探傷、磁石式鋼橋点検装置「やもりん」、横締めPCグラウト充てん調査、鉄筋探査などを学習。ドローンも2種類持ち込まれた。

※「橋梁通信」2019年6月15日号掲載