橋に咲く 首都高技術 青木麻実子さん

「大切にしたい 何でも言える社風」

「高速道路を守るには、慎重過ぎるくらいに物事をていねいに進めないと」

そう話す上司の言葉が、重く響いた。

首都高速道路の点検・調査では、技術職の夜間勤務が必須。7年前、首都高技術に入社し、総務業務に就いて間もない頃、前職の民間企業での経験から、交替時間に改善の余地があるのではと思った。

「勤務体系を変えてみたらいかがでしょうか」

雑談の中で、思い切って提案してみた。上司は新人の話にじっくり耳を傾け、答えた。

「急いで変更して、思いもしなかった事態が生じてはいけないのだよ。小さな綻びであっても、取り返しのつかない事態に発展することもあるから、周到な準備と合理性の検証が必要だよ」

この言葉は、年月を重ねるごとに重みを増す。

現場で働く同僚が最高のパフォーマンスを発揮するため、管理部門は何ができるのか。思いを巡らせ、何でも上司に相談してきた。

もちろんすべて実現した訳ではないが、いつもきちんと聞いてくれたことがうれしい。「それぞれの考えを述べ、話し合える」。この社風を大切にしたいと思う。

今年7月、企画部事業推進課に異動し、「インフラパトロール」などの外販も担当することに。「舗装、ジョイントの損傷を自動的に検出し、巡回点検の業務能力を向上させる技術。技術者ではない私が関わることで、1つでも役に立てれば」。増えた外回りにも、前向きに取り組む。

企画部 事業推進課 課長代理(兼)構造管理部構造管理課