絵本「橋のたんけん」刊行 「土木技術者女性の会」が協力

橋の役割や仕組みをやさしく解説した絵本「橋のたんけん」(写真)が、子供向けの本や教育関連図書の出版社「星の環(ほしのわ)会」(東京都北区)から出版された。

「ドボジョママに聞く 土木の世界」シリーズの第3弾だ。

このシリーズは、「子供たちに土木とは何かを啓発し、土木構造物の素晴らしさにワクワクしてもらい、どれだけ私たちの生活に関係しているかを感じてもらう」(同会の栗山佑子さん)ために企画された。

父親が土木会社で働く「都(みやこ)」ちゃんら仲良しの6人が、「橋ってなんだろう?」「橋が、もしなかったら?」などの疑問を持つ。

説明役は、教育実習の経験がある「ドボジョママ」。橋の種類・仕組み・基礎・材料・架設方法などについても、分かりやすく解説されている。

アーチ橋の説明では、下敷きを両手ではさんで力を内側に入れると、たわむ、その力を利用して桁を上向きに引っ張っている、といった具合。斜張橋では、割りばしと輪ゴムを使って構造を説明している。

絵本の制作に際しては、土木界で働く女性技術者の集まり「土木技術者女性の会」(渡辺弘子会長)の会員16人が協力。編集者が1年間かけ、それぞれの職場を訪れて説明を聞き、資料の提供を受けた。

監修は、東洋大学理工学部の福手勤・都市環境デザイン学科教授。

星の環会によると、大手取次会社や書店が催す児童書の展示会で、小中学校の教諭が熱心に手にしており、公共図書館からの注文も増えているという。

小学校高学年から中学生向け。48ページ。2900円+税。

このシリーズはこれまで「ダムのたんけん」「地下都市のたんけん」を刊行。今後は道路、川、鉄道などの「たんけん」が予定されている。問い合わせ先は同会(電話03・5843・9870)。

※橋梁通信2019年6月15日号掲載