長大橋を観光資源に インバウンド拡大も 本四高速

本州と四国を結ぶ長大橋を観光資源に活用する動きが、さらに本格化する。狙いは、瀬戸内地域の観光との周遊化と、インバウンド拡大だ。

本州四国連絡高速道路会社は、新「行動計画2019-2021」(今年4月策定)で「交流と技術による地域貢献」を目標に掲げ、瀬戸内企業としてエリア内の交流促進・地方創生に取り組むことにした。

具体的には、瀬戸内ブランドの確立で地方創生を目指す官民の組織「せとうちDMO」などと連携し、同社が管理する長大橋を観光資源としてバージョンアップする。

例えば明石海峡大橋(写真左)塔頂体験ツアーは現在、参加希望者が多いため26・8倍(昨年春)などと競争率が高く、「ニーズに応えられていない」と判断。今後、開催日・人数を拡大していく。

同社が提供するインフラツアーと、クルーズ遊覧などをパッケージ化し、瀬戸内海を満喫できる観光商品も企画・開発する。

しまなみ海道は米CNNテレビが世界7大サイクリングロードの1つに選んだほど人気があり、レンタサイクルの利用者は17年度、約15万人と過去最大になった(18年度は西日本豪雨などの影響で約13万人)。

今後はレンタサイクル利用のすそ野をさらに広げるため、若年層やファミリーなどが利用しやすいショートコースを提案。

地域の食・観光施設・体験コンテンツなどをパッケージ化した旅行商品も企画・開発することにしている。

また、同社は今秋から、外国人モニターを招いてファムトリップ(観光客誘致を進めるためのプロモーション・ツアー)を実施、インバウンド拡大のための意見や助言を募ることにしている。

※「橋梁通信」2019年7月15日号掲載