橋に咲く 日本ピーエス 青木治子さん

「橋は生活の一部になっている」

「生コンをよくあの高さまで上げたこと」

東海北陸自動車道の鷲見橋(1期、岐阜県)が好きだ。

すごいな、と思う。

朝礼で、男性職人たちを前に

2期が昨年、完成するまで橋脚高が118mで日本一。

名古屋工業大で土木を学んでいた頃、スノボーの行き帰りに通っては、技術力に驚嘆していた。

日本ピーエスの施工だと入社後に知り、驚いた。

「小さい橋にも思い入れがある」。

かつて、三重県の小学校の通学路に架ける人道橋の設計に携わった。

完成して数日後に現地を訪れると、橋の上から川を興味深そうに眺める小学生の姿。「安心」の2文字が漂うような光景が忘れられない。「橋はすでに生活の一部になっている」と。

そんな体験もあって、「現場に出たい」と上司に掛け合い、長く続いた設計部門から、今は国道473号バイパス「菊川の里大橋」工事事務所(静岡県)勤務。

設計図は下請業者が分かりやすいよう書き替えるなど、現場がスムーズに動けるような配慮を怠らない。職人からは「姉さん」と呼ばれる。周りに年下が多くなって来たとも思う。

「これからは担い手の育成に努めたい」。社内の女性技術士第1号ならではの思いかも知れない。

「土木技術者女性の会」中部支部長としても、多忙な日々だ。

中日ドランゴンズのファン。資格試験の前はいつも、ラジオの実況を聴きながら勉強に励んだ

(中部支店 技術グループ)

※「橋梁通信」2019年9月1日号掲載